日夜,額に汗して自己研鑽する中,あろうことか町中で暴挙にでるものが増えている.
事件が起きたのは,5月上旬のこと.
その日も町中を踊り子と聖職者が町をぶらぶらしていた.
突然,その二人の前に,悪漢と狩人が現れた.
狼藉者二人は目の前にいた踊り子と聖職者に絡み始めた.
「あまり気乗りしなかったのですが,無意に断るのも悪いと思って,二言三言お相手したのです(踊り子談)」
その二言三言がよくなかったのだろうか?
狼藉者二人はさらに絡み,そのうち信じられない行動に出た.
なんと,枝を折ったのである.
「こっちが興味ないのに強引に絡んでくるのって信じられます?場の空気が読めない人に用はないです(聖職者談)」
召還した魔物を使って,脅そうとしたのだろうか?
しかし,この場合,相手が悪かった.
普通のか弱い町娘ならともかく,相手も同業者であることに気づかなかったのだろうか?
「普通の踊り子さんとはちょっと違いますし(踊り子談)」
「無理強いする相手に施しを与える必要はないと,主もお許しになるでしょう(聖職者談)」
二人の狼藉者はあえなくご用となった.
このような状況に類似した物は,最近多い.
皆様方も巻き込まれぬよう用心しよう.(プロンテラ日報)