ワールド統合とか騒いでる場合じゃないですよ。
宇宙ですよ宇宙。
アルマも実は密かに宇宙分野への進出を進めていたんですよ。
なんの話かって?
それはこれ。
動画は去年の7月のものだからちょっと古いニュースだけど。
南米のチリに建造中の電波望遠鏡。その名前がアルマ望遠鏡というらしい。スペルはALMAで、Atacama Large Millimeter/submillimeter Array(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)の頭文字をとったもの。我らがアルマ亭のAHLMAとは1文字違うけど、まぁそこはそれ。
ちなみにこれ、もう10年以上も前から始まってたプロジェクトなんだってね。ぜんぜん知らんかった。
最高の解像度を求めるためとはいえ、大自然のど真ん中に人工物がででんと配置されちゃうのはちょっとあれな気はするが、そういった細かいことを気にしなければ興味深い恩恵もある。
完成後には見学も可能にする予定とのことだから、そうなれば交通手段がある程度確立されるだろう。最寄の空港まで飛行機で移動し、まぁ最終的には未舗装の山道を延々バスかジープなんかで、ってことになりそうではあるけど。
でもこれだけの大規模な電波望遠鏡を建設する立地ってことは、つまりとてつもなく星がよく見えるってことなんだわ。ここ重要。晴天率も高いってことだし、1週間ぐらい滞在すればそれこそ一生分の星空を満喫できるんじゃないかね。
日本の都市部に住んでたりすると星空なんてまともに見れないし、見に行こうと思ってもそもそも星空が見える場所を探すのが大変だ。「満天の星空」なんて言葉はよく聞くけど、実際にそれを目にする機会はどんどん失われていっている。天の川を見たことがない人も多いんじゃないだろうか。
あ、でも標高5000mとか書いてあるな・・・。
富士山頂の標高の1.3倍以上。
ここによれば酸素濃度は約50%、気圧が低くて水の沸点は90度を下回るというなかなか過酷な環境。しかもアタカマ
砂漠ときた。年間降水量100mm以下・・・カラッカラに乾燥してそうだな・・・。
細かく見れば見るほど人間の行く場所じゃない気がしてきた。
でも苦難を乗り越えてこそ真の感動は得られるものなのですよ・・・。