1時間に数回遭遇できればイイとして珍重されるモンスターが存在している
何故それほどまでに生息数が少ないのか、今まで疑問に思っていた
そして私はある結論に達した
”乱獲”
これしかない
旧狸山のような恐ろしい惨劇がまた繰り返されているのだ!
なんて由々しき事態なんだろうか
これは幻獣ハンターの端くれとして見逃しておけない!
私はそのモンスターの保護と生態調査のため、生息地である○○砂漠(保護のため伏字とさせていただく)へと向かった
周囲にはチンk…ゲフンゲフン………ミミズ狙いのマジシャンやwizがたむろしていた
こいつらは戦闘能力が低いので無視して構わないだろう
問題は”他の連中”だ
アンドレだろうがドラップスだろうがホードだろうが、見境なく攻撃している
いかん、早く保護しなければっ!
………小一時間経過………
いない。恐らく心無い人達によって、その儚き命をコノ荒涼とした砂漠に横たわらせているのだろう
ひと夏さえ生きることのできないセミよりも逞しい命を持ちながら、一瞬の命を散らすその運命に、私は激しい憤りと悲しみを覚えるのであった
人とはなんと浅ましい生き物なんだろうか、と
そして
(画像参照)
人とはなんと正直な生き物なんだろうか、と…
著:○○○
「幻獣ハンターの苦悩、そして快楽」P124の一文より抜粋
集○社より好評発売中。定価120Kz